2006年05月17日
Vol.1「スポーツ選手と歯科矯正」
1988年のソウル・オリンピックで、カール・ルイスが100メートルを9秒92で走り、優勝しました。このとき、彼が歯に金属のピカピカ光る矯正装置をつけて走っていたことをご存知の方がどれだけいるでしょうか。ブレース(アメリカでは、歯につける装置をこう呼びます)を、堂々とうれしそうに見せているルイスの笑顔は当時大きな話題となりました。
オリンピック直前に当時27歳の彼が矯正を受けた背景には、瞬発力のパワーアップと、体幹バランスの向上という目的があったといわれています。
以来、陸上競技に限らず、テニスプレーヤー、サッカー、ゴルフ、野球などのきわめて広い分野において、矯正治療を受けるアスリートが目立つようになりました。プロテニスプレーヤでは、2006全豪オープン女子ダブルスでカタリーナ・スレボトニク(スロベニア)とペアーを組んでベスト4まで進出した浅越しのぶ選手は、つい最近まで矯正をしていましたし、ほかにも沢松奈生子選手、高木圭郁選手など日本選手だけでも数え上げたらきりがないくらいです。
また、プロ野球では、2005年度セリーグ首位打者、新人王ダブル受賞のヤクルトスワローズ、青木宣親選手も矯正中ですし、プロゴルファーの丸山茂樹選手も矯正をして2006年のシーズンを迎えたそうです。もっとも、最近の成人矯正では、ルイスがつけていたような金属ブラケットではなく、より目立たないセラミックブラケットを使うことが圧倒的に多いようです。
良い歯並びや噛み合わせが食生活において食べ物の消化吸収を助け、健康増進に貢献することとか、歯や歯周組織、顎関節を含む顔面全体の健康維持に大きな役割を持つことは、よく知られていることだと思います。それだけではなく、良い歯並び、噛み合わせは、スポーツ医学あるいはスポーツ歯学からも、身体バランスを保ち、全身のパワーが最大限発揮できると考えられています。
オリンピック直前に当時27歳の彼が矯正を受けた背景には、瞬発力のパワーアップと、体幹バランスの向上という目的があったといわれています。
以来、陸上競技に限らず、テニスプレーヤー、サッカー、ゴルフ、野球などのきわめて広い分野において、矯正治療を受けるアスリートが目立つようになりました。プロテニスプレーヤでは、2006全豪オープン女子ダブルスでカタリーナ・スレボトニク(スロベニア)とペアーを組んでベスト4まで進出した浅越しのぶ選手は、つい最近まで矯正をしていましたし、ほかにも沢松奈生子選手、高木圭郁選手など日本選手だけでも数え上げたらきりがないくらいです。
また、プロ野球では、2005年度セリーグ首位打者、新人王ダブル受賞のヤクルトスワローズ、青木宣親選手も矯正中ですし、プロゴルファーの丸山茂樹選手も矯正をして2006年のシーズンを迎えたそうです。もっとも、最近の成人矯正では、ルイスがつけていたような金属ブラケットではなく、より目立たないセラミックブラケットを使うことが圧倒的に多いようです。
良い歯並びや噛み合わせが食生活において食べ物の消化吸収を助け、健康増進に貢献することとか、歯や歯周組織、顎関節を含む顔面全体の健康維持に大きな役割を持つことは、よく知られていることだと思います。それだけではなく、良い歯並び、噛み合わせは、スポーツ医学あるいはスポーツ歯学からも、身体バランスを保ち、全身のパワーが最大限発揮できると考えられています。